初めてマンションを購入するとなると、色々と新しい知識に出会うこともあると思います。マンションの管理組合についても、「いざ購入するとなりはじめて実態を知った」という方もいるはず。
実は、マンション管理について知ると、あなたのマンションライフをより良いものにできるヒントが得られるかもしれません。
管理組合・理事のスペシャリストであるマンションブロガー 、はるぶーさんから学んでみましょう!
※本記事は2022年6月時点の情報をもとに作成しています。
▼今回ご紹介するのはこちら!▼
マンションブロガー・はるぶー
- GENRE : 不動産、マンション管理
- SNS :https://twitter.com/haruboo0
- BLOG/HP : https://www.sumu-log.com/archives/author/haruboo/
この企画は…
自身も”理想の暮らし”をゲットするべく不動産知識を勉強中のマンションレビュースタッフ”S森”が、本当に参考になる&面白いインフルエンサー情報をネットの海から一本釣り!
お家探しに役立つマンションブログをはじめ、そのほか暮らしのさまざまなヒントがもらえるWEBサイト・SNSをリサーチし、みなさまへお届けしてまいります。
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理事会視点でマンション管理を語らせたら右に出るものなし!ブロガー はるぶーさん
「マンションの管理組合って、なんだか面倒くさそう。or 面倒くさい。」
マンション購入検討者の皆さん、あるいは、すでにマンションを購入してそこに住んでいる皆さん。管理組合に対してこんなイメージを持ってはいませんか?
もしかしたらそのモヤっとした気持ち、そもそもマンション管理や管理組合というものについてよく知らないことが原因かもしれません。
管理組合って何のためにあるの?」
「管理費の仕組みがよくわからない!」
「理事になったら何をすればいいの?」
「”マンションは管理を買え”って聞いたことがあるけど、それってどういうこと…?」
筆者S森も、マンション購入について調べはじめた時、こんな風にいくつも疑問が芽生えました。そして正直、今のところそもそも物件を購入していないですし、わからないことはたくさんあります。
ですが、そんな私がマンション管理に関する疑問に対して「なるほど!」と納得の答えを見つけ、さらには「将来もし気に入って購入したマンションで理事になったら、こんなことをしてみたい」と前向きなイメージすら抱くようになったブログ・コンテンツがあります。
その発信者は、マンション管理系の情報に詳しいマンションブロガーのはるぶーさん。
ブロガーとしてのはるぶーさんの専門領域は、その豊富な理事経験を生かしたマンション管理(管理組合、理事会活動、管理費など)に関するトピック。
なんと、居住マンションの理事を13年以上務め、理事長職も経験、その道のスペシャリストとして全国のマンション理事長が集う組織”RJC48(マンション管理組合理事長勉強会)”の代表もされています。
SNSやブログなどにおける主な活動は下記の通りです。
- スムログでの記事執筆
- Twitterアカウント「はるぶー」運営
- 個人ブログ「はるぶーのマンションヲタクな日々」
(※現在は新規記事はスムログで公開されており、こちらのブログでは過去の記事を読めます。) - マンションでの暮らしを豊かにするサービス「新都市生活研究所」への所属
- その他、各メディアへの記事寄稿、対談企画への参加など
これまでに紹介してきたのらえもんさんやマンションマニアさん、すまいよみさんといったブロガーさんたちは、物件を選ぶ段階での資産価値や住み心地の追求という点に着目した発信をされていました。
対して、はるぶーさんの記事から学べるのは、購入したマンションに住んでから、その物件の居住性や資産価値をいかに保つかという点。
そう、マンション管理には、物件の所有者自身が将来の資産価値向上を目指せる可能性があるのです。
しかもタイムリーなことに、ちょうどこの記事を書いている2022年現在、4月からマンションの管理状態を評価する新しい制度「マンション管理計画認定制度」が始まっています。今後ますます、物件の資産価値維持において、管理の重要性が高まっていくことでしょう。
はるぶーさんの記事を読んだS森は、実際に住んでからの管理が、いかにマンションライフの未来に影響を与えるかということを知りました。
マンション購入時、相場や価格予測のデータをみて賢い物件選びを実践されているマンションレビューのユーザーさんにもぜひ、これを機にマンション管理への関心を深めていただきたいなと思います。
(ちなみに、はるぶーさんも元々はモデルルームを趣味で見学して回るほどの”マンションヲタク”だということで、過去のブログでは物件ウォッチをメインにした記事も閲覧できます。)
まずはこれを読んで欲しい!管理組合・理事のいろはが分かる神対談企画
さて、今回こうしてはるぶーさんをご紹介するわけなのですが、とにもかくにも、「初心者はまずこれから読んでー!」というおすすめコンテンツがあります。
それがこちら。
はるぶーさんに、同じマンションブロガーののらえもんさんが、対談形式でマンション管理についての質問をぶつけていくという内容です。
「マンション 管理組合」でネット検索をすると、その仕組みや理事会の仕事内容について紹介する記事がたくさんヒットすると思います。いずれも簡潔にまとめられているのですが、入門編としては、個人的にはこのはるぶーさんとのらえもんさんの対談記事を強くおすすめしたい!
マンションの管理組合のなんたるか、をほぼ全く知らなかったS森ですが、この対談シリーズを読んで
などを学ぶことができました。
のらえもんさんが読者目線での質問ではるぶーさんの話を掘り下げてくれているので、ちょっと長めの連載記事でありながら読み進めやすく、結果得られる知識量が多い点がポイントです。
ということで、ここで「マンション管理…?理事…?ヨクワカラナイ…」となっている読者さんへ向けて、僭越ながら上記記事で学んだマンション管理の基礎知識をおさらいさせていただきます。
そもそも管理組合とは
管理組合は、マンションを住み心地の良い環境として維持するための”管理”をする組織です。マンションの管理には、共用部の清掃や使用にあたってのルール決め、管理規約の作成、管理費・修繕積立金の管理、さらには住民イベントの運営など幅広い活動が含まれます。
マンションを購入、つまり区分所有者となったら、必ず管理組合に入ることになります。
誤解しそうになりますが、そのマンションの住民=管理組合のメンバーというわけではなく、マンションの各部屋について所有権を持っている人が管理組合に入ります。
ここが、ずっと賃貸物件もしくは実家に住んできて、はじめてマンションを買う人が「?」となるポイントではないでしょうか。マンションを所有せず、部屋を借りて住んでいるだけでは、管理に自ら関わるシーンがあまりないですよね。
たとえば、筆者S森は今分譲賃貸のマンション暮らしなのですが、S森が住んでいる部屋のオーナーさんがマンションの管理組合に入ってくださっているわけです。
「マンションの管理って、管理会社がやっているんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、具体的な運営方針やルールを決めるのが管理組合、実務(日々の清掃や、修繕の手配など)を行うのが、管理組合から業務を委託された管理会社です。
はるぶーさんはこれをわかりやすく、
管理組合は何をするところかって、ざっくり言うと決まりを作るところなんですよ。要するに国会と一緒ですね。管理会社はその管理組合から委託を受けて毎日決まりに従ってものを進めていくところだから、政府、行政と一緒です。
と表現されています。
なお、マンション管理士という職種を聞いたことがある人もいるかもしれません。マンション管理士は、立ち位置で言えばコンサルタントにあたります。
実需(実際にそのマンションに住む)での所有者が多いマンションでは、管理組合のメンバーは基本的に一般消費者ですから、建物の管理や法律に関するスペシャリストではありません。そのため、プロの管理会社や管理士の力が必要とされます。
いずれにせよ、管理組合=物件の所有者こそが、マンションの運営方針に対して決定権を持っていることに違いありません。管理会社や管理士は、いわばそのお助けキャラ。
実際にマンション自体の運営方針やルールを作っていく主人公は、あくまでもそのマンションの所有者=管理組合のメンバーなのです。
そしてその管理組合の中で、代表者としてマンションに関わるさまざまな事柄を話し合って決めていく組織が理事会となります。
マンションの資産価値維持に、住民・オーナーができること
将来の住み替えを視野に入れてマンションを購入する方は、おそらく物件の資産価値という点を重視されているかと思います。
せっかく選びに選んで購入した物件、将来まで快適に居住したいですし、もし売るとなればなるべく資産価値を保ったまま売却したいですよね?
ですが、建物は当然時間とともに古くなりますし、それに応じて相対的な価値も、新築から中古になったら経年とともに下がっていくものです。
(もっとも、ここ数年は新築物件価格の高騰が影響し、利便性が高い都市部では中古物件も値上がり傾向とはなっていますが…)
ちなみにマンションの経年減価に関しては、はるぶーさんがこちらの記事で詳しい解説をされています。
では、その流れを食い止めるor少しでも緩やかにするに何ができるのか?というと、やはりマンションへの権利と責任を持つ所有者として、自発的に改善の対策を行うこと。そしてそれが実現できる場が、管理組合、ひいては理事会となるわけです。
理事会役員には、マンションの管理組合に入っている限り、誰でも選出される可能性があります。それこそ「面倒くさそう」というイメージをもたれがちなようですが、せっかく気に入って住んだマンションをより良く・住みやすくできるチャンスと考えれば、前向きにとらえられるのではないでしょうか?
買うか買わないかは自分でコントロール出来ますが「理事会がボロボロで修理とかなにもしなくて共有部を腐らせちゃった」とか、自分がコントロールできないところで、自分のマンションの価値が下がっていく可能性があるわけです。それを防ぐためには理事会に入って、コアな役員、はっきり言っちゃえば、理事長までやらないと自分が思った方向には進められないんじゃないかと。
「第1回対談「マンションオタクから見たマンション管理」その1」より、はるぶーさんコメント
また、マンション暮らしであれば関心が高いであろう、管理費・修繕積立金という維持費の設定などについても理事会であれば切り込みが可能。
予算配分や管理規約を、今その物件にすんでいる人たちにとってベストな形に変更できるのは、誰であろう住民たち本人でしかないのです。
ちなみに、はるぶーさんによれば、マンションの資産価値の向上という面では広報に力を入れることもおすすめなのだそう。
たとえば下記のようなマンションの特設サイトを作ると、これから中古での購入を検討している人に向けて物件の良さをアピールできる場となります。
ちなみに…よく聞く「マンションは管理を買え」ってどういうこと?
マンション購入に関して色々調べていると、たまにこの一文を目にします。
前述もしましたが、この文章、S森的に疑問のひとつでした。
”管理を買う”って、ちょっと日本語としてあまり聞き馴染みがない感じ。要するに「よく管理されている物件を買ったらいいよ」、ということ?でも買う前に実情ってどこまでわかるものなの?
なんて不思議がっていたところ、まさしくこの言説を取り上げているはるぶーさんの記事を発見。
はるぶーさんはこの記事でハッキリ、『マンションは管理を買え』という言葉が嫌いであると一刀両断されています。
この一文、マンション管理を熟知されたはるぶーさんにとってはなかなかのツッコミどころなようで…?なぜ斬り捨てられているのか、気になる方はぜひ記事本文をご確認ください。
マンション管理初心者向けのはるぶーさんおすすめ記事
マンション管理に関する知見とノウハウがたっぷり詰まったはるぶーさんコンテンツは、マンションや不動産知識の上級者ニーズが高い模様。同じマンションブロガーさんや、Twitter上のマンション好き”マンションクラスタ”さんたちからも一目置かれる存在です。
Twiterでは日々、マンションの管理に関して積極的に呟かれています。(が、結構ニッチな話題が多いので、最初はちょっとハテナになるかも?)
ただ、つぶやきはキレッキレなので、全部の内容がわからなくてもフォローするだけで結構興味深いし、だんだんと用語や知識が理解できるようになると思います。
まだまだそんな深みには至れない初心者(S森もですが)は、スムログのはるぶーさん執筆一覧から、今の自分の疑問や興味にヒットするタイトルの記事を読んでみて。
とくに、同じくマンションの管理についてまだあまり詳しくない読者からのお便りを元にした”お便り返し”の記事は、「マンション管理、ここが知りたかった…!」の答えが満載です。
たとえば以下の通り。
マンションによって管理費が違うのはどうして?という素朴な疑問への返事
購入予定でマンションを探している質問者さん。物件によって管理費が異なることに疑問を抱き、ある程度価格を左右する条件についても検討がつくものの、どんな要素によって管理費の値段が決まるのか?という点をはるぶーさんに相談されています。
この質問に対し、はるぶーさんは、「適正な管理費の評価は上級編」と断りを入れつつ、昨今の市況まで含めて”マンション管理費”の考え方を解説されています。
ちょっと専門的な数字の部分も含まれていますが、過去のご自身の記事や、他のスムログブロガーさんの記事も交えた充実の内容となっています。
人付き合いが苦手、マンションの管理組合になるべく関わりたくない!というお便りへの返事
近所付き合いを避ける目的もあり、マンション暮らしを選ぶ人もいますよね。そんな方は、管理組合や理事会で人と関わらなくてはいけないのがイヤだな…と思うかもしれません。
こちらの記事では、質問者さんからのそんなお悩みに対し、
「分譲マンション暮らしで人付き合いを完全に避けることは可能なのか?」
「理事会に選出された場合、関与をしないとどうなるのか?」
という視点での回答が、はるぶーさんご自身の見解を交えて書かれています。
さて、今回は筆者S森と同じマンション購入初心者、あるいはこれから初めて居住マンションの理事を経験するという読者さんに向けてはるぶーさんのおすすめをご紹介させていただきました。
ですが、はるぶーさんはもっと専門性の高い、すでに理事を何期か経験されたり、理事長職についている人に向けた記事も多く書かれています。
マンションを購入し、そこでの暮らしが長くなれば、その時にはまた初心者のころとは別の悩みや疑問が出てくることでしょう。
そんな時にも頼れる知見の宝庫、それがはるぶーさんのマンション管理ブログではないかと思います!
マンションレビューでは、今後も住み替えや暮らしの参考になるインフルエンサー・ブロガーさんをご紹介してまいります。最新記事はこちらのページにアップして行きますので、次回更新もぜひお楽しみに。