地震保険は、政府が再保険することになっており、保険金の支払いの確実を担保していますが、支払い総額の限度額も設けられています。
大地震が起こって、大きな損害が発生した場合は、民間の損害保険会社だけの支払い能力では、保険金の支払いに限界が出てきてしまう場合が考えられます。
そのようなことが起こらないように、日本政府が地震保険料の一部を損害保険会社から徴収し、積み立て、大地震時でも、支払いが滞らないように備えています。
この制度を再保険と言います。
地震保険は、この再保険によって、国が補償を担保しています。
なお、政府が補償する保険金額には、限度額が設けられていますので、あくまで、支払われる保険金の総額は、定められた保険金限度額が上限となっています。
しかし、関東大震災クラスの地震が来たとしても充分に補償できる限度額のため、ほとんど全ての地震で、満額の地震保険金が支払われると考えられます。